NTTデータ・ウィズ、経理・経費精算業務自動化ソリューション「InspectData」提供開始

2025年07月30日

株式会社NTTデータ・ウィズ

 

株式会社NTTデータ・ウィズ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:和田 泰之、以下 「NTTデータ・ウィズ」)は、経理・経費精算業務における照合・突合業務の自動化・省力化ソリューションとして、「InspectData(インスペクトデータ)」の提供を開始しました。
「InspectData」は、生成AIやAI-OCRなどのテクノロジーと、経理の観点から設計されたチェックロジックを組み合わせたソリューションです。これにより、照合・突合の自動化・省力化を実現し、経理担当者による申請のチェック・承認業務のゼロ化を目指します。
「InspectData」の導入により、経理・経費精算業務のプロセスが効率化され、照合・突合業務にかかる時間と負担が軽減されます。これにより、経理DXの推進、月末・月初の繁忙回避やリソースの最適化、不備・不正の抑止、決算の早期化などが期待できます。

背景

日本では労働人口の減少やDX推進、法改正への対応などを背景に、経理業務の効率化・高度化が急務になっています。特に経理担当者による申請のチェック・承認業務は、月末・月初や決算期などの締め日対応時など心理的・業務的な負担も大きく、属人化しやすい傾向があります。また、これらの業務は取引先や従業員への支払いなど企業の信頼性に直結するため、単なるチェック作業にとどまらず、慎重さと正確性が求められる領域です。
こうした課題の解決を目指し、経理担当者が行っている申請のチェック・承認業務のゼロ化を目指して、経理・経費精算業務の照合・突合業務を自動化・省力化するソリューションとして、「InspectData」の提供を開始しました。

概要

「InspectData」は、生成AIやAI-OCRと経理の観点から設計したチェックロジックを組み合わせ、利用システムのワークフロー内で経理担当者に代わって、申請のチェック・承認業務を自動化・省力化するソリューションです。
申請内容の取得はAPI、RPA、バッチ処理など、利用システムに応じて柔軟に構築可能です。添付証憑は生成AIやAI-OCRを活用してテキスト化し、申請内容と添付証憑の照合・突合を自動で行います。
また、汎用的なチェックロジックに加え、個社ごとの要件にも対応し、各企業のルールや規定、ポリシーに則ったコンプライアンス準拠の運用設計可能です。
費用支出前に不備や不正を抑止するプロセスを構築することで、不要な支出を防ぎ、コスト削減と業務効率化を実現します。
なお、AI-OCRはファーストアカウンティング社が提供する経理業務特化型AI-OCRサービス「Robota」を採用し、その高精度な読み取り技術を最大限に活用しています。

 

InspectDataの主なチェック内容の説明図

 

<主なチェック内容>

  • 日付・金額・支払先などの定型項目
  • 規定順守の有無
  • 私的利用の有無 など

導入事例・効果

  • 業界:大手フードサービス事業
  • 利用システム:経費精算システム
  • 導入効果:全国から集まる月4,000件の経費精算申請の70%を自動化し、業務標準化と効率化を実現しました。

InspectDataについて

「InspectData」は商標登録出願中です。

今後について

今後、2027年までに100社の受注を目標に営業・マーケティング活動を促進します。
また、利用企業のニーズに応じた機能の開発、アライアンスも推進していく予定です。

参考情報等

関連するプレスリリースはこちらから
https://www.fastaccounting.jp/news/20250730/14949(ファーストアカウンティング WEBサイト)

 

 

 

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