融合と情熱が未来を創造する

Grow With Us,
Create The Future

Crosstalk 02

クロストーク

営業×エンジニア
― IT導入プロジェクトの最前線

ITソリューションで切り拓く、
新たな価値とイノベーション

DXや業務自動化のニーズが高まる大手企業クライアントに向けたITシステム導入を推進する
NTTデータ・ウィズの営業職とエンジニア職。
異なる役割を担う2職種が、互いの強みを活かしてどのようなシナジーを生み出し、
クライアントや社会の期待にどう応えているのか――その取り組みや想いを語り合いました。

PROFILE

  • S.M.

    営業職

    デジタルストラテジー事業本部
    ビジネスイノベーション事業部 ソリューション営業部
    2019年中途入社/文学部

    光学式センサメーカーに新卒入社し、営業職として勤務後、当社にキャリア入社。以来、主にITソリューション関連の営業を担う。途中、青森にある当社のBPOセンターに長期出張し、新プロジェクトの立ち上げにも従事した。

  • I.N.

    エンジニア職

    デジタルストラテジー事業本部
    ビジネスイノベーション事業部 AIソリューション部
    2019年入社/文芸学部

    当社に新卒として入社後、システムエンジニアとして、大手企業に対するSAP Concurの導入・開発に従事。2023年よりAI-OCR製品「Remota」「Robota」の導入を担当。2024年のAIソリューション部立ち上げ以降は、要件定義から設計・製造、テスト等の実施や案件管理を担う。

Motive

扱う商材が無形だからこそ高められる付加価値

──どのような思いで当社を選び、
入社後にどんなことを実感されましたか?

  • S.M.

    私は新卒でメーカーに入社し、営業職として働いていました。職場環境にも恵まれ、日々楽しく業務に取り組んでいたのですが、経験を積むにつれて、今後も営業としてキャリアを築いていくなら、より多くの人の役に立っていると実感できるような仕事に携わりたい――そう強く思うようになりました。

  • I.N.

    私がIT企業を志望するようになったのも、同じ理由からでした。もともとはメディア広告に興味を持っていたのですが、企業研究をしていく中で、社会を便利にし、多くの人の役に立てるITの可能性に惹かれるようになりました。当社を選んだのは、企業としての雰囲気が自分にフィットしていると感じたからです。S.M.さんは、メーカーからIT業界へ転職されて、どんなことを感じられましたか?

  • S.M.

    前職では目に見える「有形」商材を扱っていましたが、当社では「無形」のサービスが中心。転職して間もないころは何をどう売ればよいのか、どこに対価が発生するのかが分かりづらく、戸惑うこともありました。しかし、仕事に慣れてくるにつれて、無形の商材だからこそ、私の創意工夫次第でいくらでも付加価値を加えてお客様にサービスを提供できるということに気づき、一気に仕事が面白くなりました。

  • I.N.

    今のお話、よくわかります。経費精算を効率化するクラウドサービス「SAP Concur」や請求書のAI読み取りソリューションの「Remota」の導入はまさにそうです。お客様の要望に合わせて設定を検討するのですが、お客様の仕事の進め方や業務フローに合わせすぎると根本の課題が解決できず、逆にシステムの仕様を優先しすぎると使いにくくなり、社内で定着しない。だからこそ、導入担当の私が業務内容を丁寧にヒアリングし、最適な設定仕様を設計することで付加価値の高いシステムやサービスが提供できると感じました。

  • S.M.

    おっしゃるとおりです。1つのプロダクトにこだわる必要はなく、周辺システムの見直しや業務委託も視野に入れ、当社が持つAIや業務を自動化するRPAツール、BPSなど多様な商材やサービスを柔軟に組み合わせて提案・提供することで、私たちの仕事にさらなる付加価値を加えていけると感じています。

  • I.N.

    プロダクトはあっても、それをどう活用するかはお客様次第。だからこそ、ソリューションの数だけ仕事のかたちがあり、当社に同じ仕事は一つとしてありません。私たちはプロダクトの活用方法をご提案し、お客様からは現場の実情を教えていただく。そんな「教え合い、支え合う関係」が自然と築かれていきます。自ら働きかけてお客様との信頼関係を深め、プロジェクトを成功に導けた時、その仕事は自分にしかできない価値あるものとなり、大きなやりがいを感じます。

Business

プロジェクトをワンチームとなって進める醍醐味

──プロジェクトを推進する上でお互いに
期待・信頼していることを教えてください。

  • S.M.

    私は現在、SAP Concurを起点に、I.N.さんが担当するAIプロダクトやBPOなど複数のソリューションを組み合わせた提案型営業に注力しています。中でも印象的だったのが、グローバル展開する大手企業向けの大型案件です。グループ会社を含めたシステム導入案件で、提案活動には約1年を要しました。
    ITリテラシーに加え、法務や人事などバックオフィス分野にも精通されたお客様だったため、ヒアリングの段階から専門性の高いご質問を多くいただきましたが、その際に大きな力となってくれたのが当社の開発チームでした。高い専門知識と柔軟な発想で、お客様の課題や懸念を的確に把握し、次々と解決策を提案する姿には、営業としてとても心強さを感じましたし、誇りにも思いました。

  • I.N.

    それは開発チームの風土、文化によるところが大きいかもしれないですね。上司からは常に「わからないことは積極的に情報収集しよう」と言われていますし、エンジニアとしての知見を広げ、深めるための環境が整っています。だから営業側からの相談や依頼にもすぐに対応できるのだと思います。それに職場のマインドセットとして、私たちはスピード感というものを強く意識しています。どんな疑問やトラブルにも即応できることが当社への安心感や信頼感へとつながりますし、即応できない場合にも営業担当者やお客様と緊密にコミュニケーションを取りながら、解決へと導く努力を重ねています。

  • S.M.

    この案件はかなり大規模でしたので、私は営業担当としての責任の大きさに潰されそうになった時期もありました。けれども受注前の提案活動時から、開発チームが強力にサポートしてくれたほか、プロダクトの開発元のコンカー社の方々も全面的に協力してくれたこともあり、無事に受注することができました。まさにワンチームとなって取り組めたからこその成果であり、私の力だけでは難しかったと思います。

  • I.N.

    それはチームでよりよい仕事にしていこうとするS.M.さんの姿勢、情熱に、開発側が引っ張られたからだと思います。私たち開発チームでも新たにAIプロダクトの導入プロジェクトを立ち上げた際は、営業と何度も議論を重ね、進め方を模索してきました。時に行き詰まることもありましたが、営業の皆さんは常に前向き。要件定義や設計の過程でトラブルが発生しても、機動力と工夫で対応し、窓口としてお客様と丁寧に向き合ってくれたのがとても心強かったです。

  • S.M.

    営業の役割は、自ら旗振り役となってプロジェクト関係者全員の方向性を一つにまとめること。その自覚があるからこそ、案件に関わる全ての関係者のベクトルを合わせる努力を惜しみません。案件が大きいほど、小さなズレが後々の大きなトラブルにつながるため、営業はその調整に全力を尽くします。なぜなら、それを実現できればプロジェクトを成功へと導く大きな推進力となり、無事に終えたときの喜びを皆で分かち合えることを知っているからです。そしてお客様からの「ありがとう」の言葉に、自分の仕事に対する確かな手応えを実感するのです。

Growth

志を同じくする仲間とよりよい社会を目指して

──お二人の今後の目標を教えてください。

  • I.N.

    私の所属するビジネスイノベーション事業部の「イノベーション」には組み合わせるという意味があります。経理・財務領域向けのクラウドサービスを中心に、AI-OCR*やRPA*といった様々なソリューションを組み合わせることで、新たな可能性の探求にも積極的に取り組んでいます。日々の業務の中で得た気づきやお客様の反応は、社内で共有するだけでなく、プロダクトの拡張や利便性向上に活用いただけるよう、開発元とも常に連携をとっています。お客様と直接向き合う現場だからこそ得られる学びは、エンジニアとしての貴重な財産です。当社の刺激に満ちた環境に、日々感謝しています。

    OCR(Optical Character Recognition/光学文字認識)とは、紙や印刷物に書かれた文字をスキャンした画像データから、コンピュータが読み取れるデジタルテキストに変換する技術です。
    RPA(Robotic Process Automation)とは、パソコン上で行う定型的な事務作業を、ソフトウェアロボットが自動で実行する技術のことです。業務の自動化や効率化に役立ちます。
  • S.M.

    同感です。当社のお客様は大企業や成長著しい企業が多く、社会のモデルケースをつくるような存在です。そうした方々と接するなかで、労働人口の減少による社内リソース不足が深刻化し、当社への期待もますます高まっていることを実感しています。こうした環境の中で業務改革に挑むことは、営業としての成長だけでなく、社会人としての成長にもつながっていると感じます。

  • I.N.

    私もエンジニアとして、常にアンテナを張り、知識を積極的にインプットすることで、開発元・お客様双方に貢献できるような仕事を目指しています。
    そして就活中の皆さんにお伝えしたいのは、少しでもITに興味があるなら、ぜひ当社にチャレンジしてほしいということです。私自身、文系出身でエンジニアの勉強はゼロからのスタートでしたが、NTTデータグループの充実した研修や、現場での実践的な学びを通して、自分でも気づかなかった適性を見つけることができました。ITスキルがなくても不安に思わず、安心して飛び込んできてください。

  • S.M.

    それは営業職でも同じだと思います。専門性の高い分野ですが、私たちが扱う商材やサービスは、多くの人に活用され、業務改善や働き方の変革につながることを目指しています。専門知識が求められる場面でも、I.N.さんたち開発チームの手厚いサポートが受けられるのは大きな安心材料です。それに私自身も、後進の指導を通じて組織の強化に寄与することで、お客様だけでなく会社にとっても役に立つ人材へと成長していくことが、今後の目標でもあります。

  • I.N.

    S.M.さんがおっしゃる通り、当社への期待とニーズが高まっている今こそ、新たなプロダクトやサービスも取り入れて、当社の提供するソリューションの価値をさらに高めていきたいと思っています。よりよい社会の実現に貢献していくことが、これからも変わらぬ私の夢です。