
Crosstalk 01
NTTデータのバックオフィス業務を一手に担う
プロフェッショナルたちの素顔とは。
様々なプロフェッショナルが活躍する
「シェアードサービス」
NTTデータ/NTTデータグループに対して、バックオフィス業務の幅広い領域で「シェアードサービス」を提供しているNTTデータ・ウィズ。その最前線で活躍している社員たちが、仕事の醍醐味や自身の成長などについて語り合いました。
PROFILE
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K.H.
財務経理部門
コーポレートサービス事業本部 アカウンティング事業部
第三サービス部 決算担当 主任
2018年入社/商学部マーケティング学科卒アカウンティング事業部に所属し、決算を担当。NTTデータ社の単体、連結、
NTTデータ国内グループ各社の単体・連結決算に携わる。業務の詳細はこちらS.R.
購買部門
コーポレートサービス事業本部 購買事業部
プロキュアメントサービス部 ベンダアライアンス担当 課長代理
2014年入社/文教育学部卒4年目までワークサポート事業部にてNTTデータ社ならびに
グループ各社のオフィスレイアウト変更や移転を担当。
その後、購買事業部に異動となり、NTTデータ社の調達関連業務を担当。業務の詳細はこちらS.Y.
福利厚生部門
ライフサポート&ウェルネス事業本部 ライフサポート事業部
福利厚生サービス部 労働支援グループ 主任
2020年入社/法学部法律学科卒労働支援グループの一員としてNTTデータおよび
グループ各社社員の労働時間管理に関するサービスの運用を主に担当。
現在はNTTデータグループ社の人事本部に出向し、労務担当として業務に当たる。業務の詳細はこちらY.T.
人事部門
コーポレートサービス事業本部 HRサービス事業部
人事サービス部 グループ人事担当 課長代理
2013年入社/政治経済学部経済学科卒NTTデータの人事関連業務を担当後、グループ会社の担当に。
グループ会社の人事関連業務の他、人事システムへの新規会社導入対応、
クラウドシステムの導入対応等に携わる。業務の詳細はこちらMotive
「シェアードサービス」との出会いと入社動機
──皆さんの就職活動と入社後に
実感されたことについて教えてください。-
Y.T.
「シェアードサービス」という業態に興味を持ったことが、入社のきっかけでした。複数会社からなるグループ企業において、人事・経理といったバックオフィス業務を1つの企業に集約することでグループ企業全体の業務効率化やコスト削減を図るというスタイルが、とてもユニークで面白いと感じたからです。入社の決め手となったのは、NTTデータグループならではのスケールの大きさです。扱う業務の幅が非常に広く、他のシェアードサービス企業と比べても圧倒的に多様な経験が積めること、そしてグループとしての抜群の安定性があることに大きな魅力を感じ、入社を決意しました。
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K.H.
私も、クライアントの社員がコア業務に専念できるように、バックオフィス業務を代行する「シェアードサービス」という仕組みに関心を持っていました。また、自分のキャリアを考える上で、最初は経理を担当したとしても、将来的に購買や人事など他分野の業務に興味がわいた際には、社内で新たな分野に挑戦できる点にも魅力を感じました。
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S.Y.
学生時代、硬式野球部のマネージャーとして組織を支える立場を経験したことで、人を支える仕事に魅力を感じ、人事関連の仕事に就きたいという想いから就職活動を始めました。そんな中で「シェアードサービス」という業態に出会い、1年目からでも人事業務に携われる可能性があることを知り、当社を志望するようになりました。最終的な決め手となったのは、社員の方々の雰囲気や、明るくフラットな社風に強く惹かれたことです。
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S.R.
学生時代は世界各地を巡るほど旅が好きで、その経験から当初は旅行業界への就職を考えていました。しかし、就職活動を進める中で「好きなことを仕事にする」よりも、「プライベートも大切にできる働き方」が自分に合っていると感じるようになりました。そこで、福利厚生が整い、ライフワークバランスが保てる環境がある当社に魅力を感じ、志望しました。面接時のオープンであたたかい雰囲気も、入社を決める大きなポイントになりました。
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K.H.
皆さんは、入社後の職場はどのように感じましたか?
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Y.T.
入社後に実感したのは、経験を重ねることで上流工程の業務にも挑戦できる点です。常に新たな刺激があり、自分の力より少し高いレベルの業務に挑戦できるため、着実に成長できていると感じています。
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K.H.
私も同感です。私が担当している経理業務は、四半期決算ごとのスケジュールに沿って着実に進められるため、業務の安定性がある一方で、自分なりに工夫や変化を加えたいという思いも叶えることが出来ます。現在は、業務効率の向上を目指して、生成AIの活用に向けた学習に取り組んでいるところです。
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S.Y.
若手にも裁量を与えてくれる風土があるため、新しいことに挑戦してみようという意欲が自然と湧いてきます。Y.T.さんがおっしゃったように、自身の成長を実感できる環境が整っていると感じます。
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S.R.
休暇制度については、私が想像していた以上に整っており、非常に満足しています。休暇を取得することがごく自然な雰囲気の中で、周囲に気兼ねすることなく、心おきなくリフレッシュできる点は、私にとって理想的な環境だと感じています。
Business
スペシャリストとしてクライアントの信頼に応える
──仕事のやりがい、
面白みはどんなことでしょうか。-
Y.T.
私はグループ会社の人事領域業務を担当しており、現在は30社近くを支援しています。グループ会社同士のつながりが強く、協調性を大切にする文化があるため、人事施策の設計や運用の変更を行う際には、「他のグループ会社での取り組みを教えてほしい」「参考になる事例はあるか」といった相談をいただくことも多くあります。そうしたやり取りを通じて、グループ会社全体でより良い仕組みを築いていく手応えを感じています。「シェアードサービス」は一見すると事務作業の支援的な役割に思われるかもしれませんが、実際にはグループ会社の運用をヒアリングし、全体最適な運用を設計し、提案・主導することもあり、非常にやりがいのある仕事です。
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S.R.
企画・設計・提案段階から主体的に業務に取り組めるわけですね。
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Y.T.
自分の提案によってグループ各社の人事業務が標準化されていくのを実感できると、全体を取りまとめて方向性を示していく責任と手応えを感じ、大きなやりがいにつながります。
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S.Y.
私は現在、NTTデータグループ社に出向し、グループ3社*の労働時間管理を支援しています。NTTデータグループ社の人事部門の一員として現場に深く入り込みながら仕事をしています。人事の業務には、経営層のすぐそばで働けるという大きな魅力があります。経営視点に触れながら意思決定の背景や考え方を学べる環境は、日々の業務を通じて視野を広げ、自分自身の成長につながる非常に貴重な経験だと感じています。
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K.H.
私はテレワークを活用しながらNTTデータ社の単体決算を担当しています。NTTデータ社の経理部門の皆さんと連携し、同じ目標に向かって協力しながら業務を進める中で、仲間として一体感を持って取り組めていることが、この仕事の大きな喜びです。また、 当社にも公認会計士や税理士など資格保有者が在籍しているため、 会計制度に精通したプロフェッショナルの方々から多くを学べることも、成長につながる貴重な経験になっています。
グループ3社 NTTデータは持株会社体制への移行に伴い、現在は次の3社を中核とする体制を構築しています。持株会社の「株式会社NTTデータグループ」、海外事業を担う「株式会社NTT DATA, Inc.」、そして国内事業を担う「株式会社NTTデータ」による、主要3社体制です。
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Y.T.
NTTデータは日本を代表する企業ですから、決算の数字は社会的にも注目されますよね。
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K.H.
ええ。自分の関わった決算データが全世界に発表されるのは仕事の醍醐味です。新人の頃は扱う数字の大きさにびっくりしたのを覚えています。
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S.R.
私は、NTTデータがサービスを提供するために必要なモノやサービス(たとえばIT機器や外部の専門サービスなど)を、他の会社から購入する「購買業務」を担当しています。私が所属する購買事業部では、この業務をNTTデータに代わって行うことで、より効率的で適切な調達を支えています。中でも、購買制度・業務フローの構築や取引先の審査、契約書の作成・管理など幅広く担当しています。パソコンやサーバーをはじめとした物品購入に関するガイドラインに加え、サービスを提供するために必要な人材を確保するための選定基準も整備しています。コストだけでなく、技術力や環境への配慮など、多角的な視点からの判断が求められます。組織全体の適正な調達を支える責任とやりがいの大きな仕事です。特に、ハードウェア・ソフトウェアベンダーとのアライアンス締結に関する業務に注力しています。
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Y.T.
「アライアンス締結に関する業務 」とはどんなものでしょうか。
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S.R.
NTTデータでは、ハードウェア・ソフトウェアベンダー(企業)と「アライアンス(提携関係)」を結ぶことで、より高品質で最適なITサービスを提供しています。例えば、ソフトウェア製品を活用した業務システムを導入・運用する際には、NTTデータの知見と技術力を組み合わせることで、クライアントの課題解決をより強力にサポートできるようになります。こうしたアライアンスは、お互いの強みを活かし合いながら、より高度なサービスを生み出すための協力関係です。この関係構築のために詳細の条件を取り交わす契約が必要なのです。
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S.Y.
こうして皆さんのお話を聞く中で、普段はなかなか知る機会のなかった他部門の業務内容に触れ、改めて当社の「シェアードサービス」の幅広さを実感しました。
Growth
チャレンジできるから成長が得られる
──印象的だったエピソードをご紹介ください。
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Y.T.
就活生の皆さんが無事就職活動を終えられたら、入社する会社に様々な書類を提出することになります。NTTデータグループでも同様ですが、私はこれらの入社書類について、従前の紙書類を廃止し、就活生の皆さんが ご自身のスマートフォン・PCを使用してすべてオンラインで提出できるよう、クラウドシステムの導入に携わりました。もし皆さんが将来、NTTデータグループに内定し、スムーズに書類提出ができたとしたら――その仕組みの裏には、私たちの取り組みがあることを、少しでも思い出してもらえたら嬉しいです。
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K.H.
グループ内の調整は大変だったでしょうね。
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Y.T.
はい、 前例のない取り組みだったこともあり、当初は戸惑いの声も多く寄せられました。関係者の要望を取りまとめ、仕様の統一を図るなど、調整には大変苦労しましたが、最終的にはグループ企業8社にクラウドシステムを導入し、約500人の内定者の約8,000枚の書類をオンライン化することに成功しました。サブリーダーとして最後まで責任を持ってやり遂げたことで、自身の調整力が大きく向上したと実感しています。2025年6月現在では入社書類の授受以外にも年末調整や雇用保険給付金書類の授受等、対象業務を拡大しており、NTTデータを含め、約30社ほどの会社にご利用いただいています。
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K.H.
私は、入社3年目頃の経験が特に印象に残っています。経費の決裁審査業務の代行を提案することになり、私がその役割を任されました。初めての提案でなかなか受け入れてもらえず苦戦していましたが、先輩から「まずはお客様のニーズを丁寧にヒアリングしてみては?」とアドバイスをいただきました。その言葉をきっかけにクライアントに対する姿勢を見直し、相手の声に耳を傾けながら提案を進めた結果、無事に契約につなげることができました。
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S.R.
先ほどベンダーとのアライアンス業務についてお話ししましたが、NTTデータは2023年に持株会社体制へ移行しました。この組織変更に伴い、これまで提携してきたソフトウェアベンダーとの契約内容にも変更が生じるため、全てのパートナー契約を見直す必要が生じました。このアライアンス契約の見直し業務は、特に大変だったプロジェクトの一つです。
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K.H.
契約を見直したベンダーは何社ぐらいですか?
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S.R.
対象となるベンダーは約100社にのぼりました。それぞれ契約条件が異なるため、すべての契約について一つひとつ丁寧に確認し、調整しながら見直しを進めました。グループ内で利用されているベンダー製品の契約を誤って終了させてしまうと業務に大きな影響が出るため、情報収集や確認には細心の注意を払い、見落としのないよう徹底しました。このプロジェクトにはおよそ2年をかけ、粘り強く取り組みました。
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S.Y.
2年がかり!
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S.R.
時間はかかりましたが、クライアントからは「S.R.さんのチームがいなければ、適切な購買が進められない 」と感謝のお言葉をいただくとともに着実に業務を遂行することの重要性とその先にある充実感を改めて感じました。やっとプロジェクトが無事完了したので、近いうちにチームで打ち上げの食事会を予定しています。
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S.Y.
私は、労務管理の体制が十分に整っていなかったグループ企業に対して、サービスの提案を行った経験が特に印象に残っています。グループ会社からご相談をいただき、私がメイン担当として課題の整理や要件の確認を進める中で、最適な勤怠管理のあり方を検討し、効率的な勤怠システムの導入へとつなげることができました。現場の課題解決に直接貢献できた手応えを感じられた、やりがいのある取り組みでした。
どの企業もバックオフィス系の人手は限られており、システム化による自動化・省力化は必須です。私の提案によって労務管理の業務が軽減され、従業員の皆さんの働く環境も向上できたことにやりがいを感じました。 -
Y.T.
皆さんのお話を聞いていると、責任ある仕事を任されることが、自分自身の成長につながっているのだなと感じました。若手の挑戦をしっかり応援してくれる風土があるのは、当社ならではの大きな魅力だと思います。
The Goal
「BPS市場のトップ企業」を目指す
一員としてさらに専門性を磨く──皆さんの今後の目標を教えてください。
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K.H.
今後の目標としては、IT技術のスキルや知見を積極的に取り入れていきたいと考えています。中でも急速に発展している生成AIには強い関心があり、業務への活用を見据えて、関連スキルの習得に注力していくつもりです。最新のテクノロジーに触れられるのは、NTTデータグループならではの恵まれた環境だと思うので、積極的に学び、業務に活かしていきたいです。もともと経理業務に強い関心があるので今後も専門性を高めていきたいと考えています。その上で、ITスキルや営業的な視点など、ゼネラリストとしての要素も身につけ、より幅広く貢献できる人材を目指していきたいと思います。
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S.R.
私はチームリーダーとして、まずはチーム全体の売上を伸ばしていくことが第一の目標です。加えて、個人としては後輩の育成にも力を入れていきたいと考えています。現在は6名の後輩をフォローしていますが、クライアントから感謝や評価の言葉をいただいている姿を見ると、自分のこと以上に嬉しさを感じます。そうした瞬間をもっと増やしていけるよう、後輩の成長を支えながら、自分自身もチーム全体の力を高めていける存在を目指していきます。
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S.Y.
現在、NTTデータグループ社に出向して働く中で、「シェアードサービス」としてではなく、自社のスタッフ部門で直接会社の基盤を支えるような働き方にも関心を持つようになりました。これまで多くの先輩方に支えられながら成長してきたからこそ、今度は自分が会社の力になり、恩返しをしていきたいと考えています。その実現に向けて、今後も経験を重ね、より一層組織に貢献できる力を身につけていきたいと思います。
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Y.T.
人事領域にとどまらず、他の領域にも挑戦し、そこで得た知見を再び人事領域の業務に活かしていきたいと考えています。また、当社が目指す「BPS市場のトップ企業」という目標の実現に、自分自身も貢献していきたいという想いが強くあります。そのためにも、これまで以上に主体的に行動していき、周囲を巻き込みながらプロジェクトを推進する力・経験を蓄積することが今後の目標です。努力と挑戦を後押ししてくれる風土が当社にはあると実感しているからこそ、これからも前向きに挑戦を続けていきたいと思います。
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