
People 社員紹介
「注文住宅」を扱う
新規事業の立ち上げ
考え抜いたビジネスモデルで
関わる全ての人を幸せに
T.S.
Re-Tech事業本部 HOME4U事業部 家づくりのとびら部 部長
2019年キャリア入社

REASON
職種チェンジの
最後の機会と捉え転職
新規事業立ち上げの責任者に
前職では10年ほどウェブ広告の営業をしていました。営業職としてスペシャリストの人生を歩むか、以前から興味のあった企画・マーケティング職に転じるか。非常に悩みましたが、世の中にインパクトを与えられるユーザー向けサービスを作りたいという想いもあり、職種チェンジができる最後の機会と捉え、転職を決意しました。
私が配属されたHOME4U事業部は、2001年に親会社のNTTデータがリリースした不動産情報サービスを承継し「不動産売却の一括査定サービス」と「土地活用の一括プラン請求サービス」の2本柱で展開。事業移管後はHOME4U事業部が中心となって成長を牽引し、現在では「不動産売却」と「土地活用」分野のWebサービスにおいて日本最大級の規模を誇ります。
不動産に関心のあるエンドユーザーと、ニーズに応えられる不動産関連企業をWeb上で一括マッチングし、その仕組みを通じて収益を上げる――それがこのビジネスモデルです。「不動産売却」や「土地活用」いずれの領域においても、当社からご紹介するエンドユーザーは、件数の多さだけでなく、一人ひとりの意欲やニーズの明確さといった“質の高さ”においても、高い評価をいただいていました。そうした実績が評価され、「個人住宅の領域でもサービスを作ってくれないか」との要望をいただくようになり、「注文住宅」を扱う第3の事業を立ち上げるべく、当時入社2年目を迎えた私が主幹・責任者に抜擢されました。

GROWTH
難しい判断を迫られる
エンドユーザーのために
安心と信頼を創出する
サービスを目指す
転職当初から新規事業に携わりたいという想いはあったものの、実際に取り組むのは初めてで、手探りの連続でした。事業コンセプトや体制づくりをはじめ、市場や競合の調査、収支計画の立案、事業スケジュールの策定といった基本的な準備に加え、システム開発の仕様設計や現場スタッフ向けのトークスクリプト作成、業務フローの整備まで、事業立ち上げに必要なあらゆる業務に対応していきました。特にコンセプト作りにおいて、エンドユーザーの課題解決という観点から重視したのが、「専門知識の差による不安や迷いをなくすこと」でした。これは注文住宅に限らず、不動産全般に言えることですが、エンドユーザーは数千万から数億円という大きな金額をかけて重大な意思決定をしなければなりません。しかし、税金や法律、不動産ならではの専門知識が十分でないために、「どう判断すれば良いか分からない」と迷う場面が少なくありません。私としては、この課題をしっかり乗り越えたいと考えていました。また、当社がご紹介する見込み顧客の質を高く評価してくださっているハウスメーカーや工務店の皆様にも、その信頼に応えられるようなサービスにしたいという想いがありました。
そこで私たちが立ち上げた「注文住宅」を扱う新たなサービス『家づくりのとびら』は、契約・着工に至って初めて成果報酬をいただく、成約ベースのビジネスモデルを採用しています。単にサイト上で見込み顧客を紹介するのではなく、不動産の専門家が間に入り、手厚くサポートする仕組みを構築。エンドユーザーが納得し、安心して契約できる形を追求した結果、「安心と信頼の出会い」を実現するこのビジネスモデルこそが、HOME4Uの新たな価値を生む原動力となっています。

CAREER
手厚さと気軽さを併せもつ
ハイブリッドサービス
モチベーションは
人々の幸せに貢献すること
「アドバイザー相談サービス」は、『家づくりのとびら』の中核を成すサービスですが、成約課金型であるため、収益化までには一定の時間を要しました。そこで、収益の早期化を図るべく、新たに追加したのが「プラン作成依頼サービス」です。「アドバイザー相談サービス」は手厚いサポートを提供できる一方で、ユーザーにとっては少しハードルが高い面もありました。そこで、もっと気軽に利用でき、当社にとってもコストを抑えつつ新たな顧客層を広げられる「プラン作成依頼サービス」を新たに展開。これにより、『家づくりのとびら』は“手厚さ”と“気軽さ”を両立したハイブリッド型サービスへと進化しました。ユーザー数の増加とともに認知度も高まり、収益化にもつながりました。結果として、この取り組みが評価され、当社で年に1組だけ選ばれる「社長賞」を受賞することができました。
HOME4U事業において、私たちのモチベーションとなっているのは、ユーザーと企業、社会、当社の「四方良し」を追求できる点にあります。『家づくりのとびら』では、「家づくりの上流から下流までの総合コミュニケーションプラットフォーマーになること」「その人が幸せと思えるスペースを一つでも多く世の中に作り出し続けること」を目標・ビジョンとして掲げています。このサービスを通じて、その人が幸せと思えるスペースを一つひとつ増やしていければ、総和的に世の中も良くなっていくのではないか。そうした夢を描き、邁進し続けています。いまはエンドユーザーであるお客様、そしてハウスメーカー・工務店といった企業様と継続的にコミュニケーションを取っていくための仕組み作りを、皆で進めているところです。

FUTURE
責任者の最大の使命は
未来の価値を示し続けること
注文住宅に留まらず
第4、第5の事業化を図る
HOME4U事業部は、集客・プロモーション、サービスデザイン、システム開発、営業など、異なる専門性を持つメンバーが集まるチームです。各分野のプロが、それぞれの視点で「良い」と思ったアイデアを主体的に検証し、意見を出し合いながら、より良いサイトづくりに取り組んでいます。不動産については素人同然だった私が、ここまで事業を牽引してこられたのは、まさに彼らの支えがあったからこそだと、心から感謝しています。
その上で一つお伝えしたいのは、不動産の知識やITスキルはあくまで「手段」であって「目的」ではないということです。責任者の最大の使命は、事業・サービス自体と、そこで働くメンバーの「未来像を示し続けること」だと私は考えています。チームのメンバーが「それ、面白そう」「やってみたい」と感じられるような、現在はもちろん、未来の価値や存在意義、楽しさを日々アップデートしながら描き続けることができているか──責任者は日々、その姿勢を問われていると自覚しています。そしてこれは、すべての組織人に通じる姿勢だと思います。事業であれ、プロジェクトであれ、あるいは一つのタスクであれ、スケールの大小に関わらず、「こうありたい」と想い描いたことを形にしていく。そこにこそ、仕事の本質があるのではないでしょうか。この点において、HOME4U事業部ほど面白い職場はないと感じています。大手企業ならではの安定性を持ちながらも、ベンチャー的な機動力を兼ね備えたハイブリッドな環境があります。実はサービス立ち上げの最中、私事ですが、子どもが2人生まれ、それに合わせてそれぞれ1ヵ月ずつ2回育休を取得しました。当社の柔軟な働き方の環境があったからこそ、業務をメンバーに任せることができ、彼らの成長にもつながりましたし、私自身も責任者として大きく成長できたと実感しています。そして当事業部には、不動産業界にITの力で変革を起こせる、未開の領域と可能性が広がっています。私自身も、注文住宅に留まらず、第4、第5の新規事業を生み出したいと考えていますし、メンバーたちもそれぞれの立場で未来を描き、着実に実行に移しています。

column



HOME4U(ホームフォーユー)は、国内最大級の不動産情報サイト。主要3サイトを通じて、所有する不動産に関し複数の会社にまとめて査定依頼ができる「不動産売却の一括査定サービス」、不動産の利活用や不動産投資の資産運用プランの相談ができる「土地活用の一括プラン請求サービス」、そして家を建てるにあたり専門アドバイザーにオンラインで無料相談もできる「注文住宅の一括プラン作成依頼サービス」を提供している。